海外で注意すべき感染症 B型肝炎

B 型 肝 炎

※海外だけではなく国内でも感染の可能性はあります。

病原体
B型肝炎ウィルス

潜伏期
1~6ヶ月

感染経路
非経口感染
血液が感染源(針刺し事故、性行為感染、母子感染など)
抗体を持っている人は再感染しません。

主な症状
全身倦怠感、食欲不振、発熱(軽度)、黄疸 など
*症状が出ない場合も多い。

予後
経過は良好。
自然治癒する可能性が高い疾患。
約1カ月で回復。
持続感染(主に出生時又は乳幼児期に感染)の場合は、10~15%が
慢性肝疾患(慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がん)
一過性の感染の場合は、70~80%は症状が出ない不顕性感染。
残りの20~30%が急性肝炎。そのうちの約2%が劇症肝炎。

予防
予防接種
標準型のB型肝炎ワクチン
(不活化ワクチンン)

その他
性行為に注意する。
渡航者の場合は性行為に注意すれば感染を予防できる可能性が高い為、
日本の検疫所ではB型肝炎ワクチンの予防接種は実施していません。

☆予防接種の詳細 ⇒ B型肝炎ワクチン

■海外で注意すべき感染症 項目一覧
A型肝炎
黄 熱
狂 犬 病
ジフテリア
日本脳炎
破 傷 風
ポ リ オ
B型肝炎
麻 疹


参考文献
 インターネット
  厚生労働省検疫所
   B型肝炎について (ファクトシート)
   http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2015/07231526.html
   B型肝炎
   https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name78.html
  国立感染症研究所
   B型肝炎とは
   http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/hepatitis/hepatitis-b.html
  ウィキペディア
   https://ja.wikipedia.org/wiki/B型肝炎

 書籍
 「よくわかる微生物」医学芸術社
 「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン
 「医学大辞典」医師薬出版株式会社