五月病とは?
「五月病」とは医学的には正式な病名ではありません。
五月に限らず、夏休み明けなどの長期休暇などのあとにも、同じ様な症
状がでる可能性はあるとされています。
以前は大学生や新社会人に多いとされていましたが、最近は小学生や中
学生も増えているようです。
ストレス社会といわれる現代ではサラリーマンや主婦、OLの方なども
この時期に落ち込む人も多いのではないでしょうか!
症状は?
精神的には、意欲がない、関心がない、集中力がない、気が滅入る、
イライラする、不安感 などが主な症状です。
身体的には、不眠、体がだるい、食欲不振、頭痛、めまい、動悸、疲れ
やすい、朝起きるのが辛いなどで検査をしても特に異常が認められない
状態。
原因は?
理想と現実のギャップからくる失望感や、新しい環境になじめない場合
などに現れやすいようです。さらになり易い性格として、生真面目で几
帳面、完璧主義、周りに気を使いすぎるタイプの人などに多い様です。
対策は?
無理をせず、やる気がでるまでのんびりとした時間を持つことや、
周囲の人に話を聞いてもらったり、自己を振り返る良い機会と捉えて
心の整理をしたりする、等があります。
放っておくと、うつ病へと悪化する可能性もあるので、長引く場合や症
状が重い場合は早めに専門医に相談されたほうが安心です。
★専門医(心療内科、精神科、内科など)
治療は?
治療としては、心身の安定を目的とした内服薬が必要に応じて出される
ようですが、根本的な対処は自分自身で自立をはかることが必要とされ
ています。周囲の理解も欠かせませんので、悩みや話をじっくり聞いて
やることで、本人自ら問題を解決出来たりすることも多いようです。
心身のリラックス、ストレス解消などが一番の予防かもしれませんね!
手軽に出来る心身のリラックス方法
下記は副交感神経が優位に働いてリラックス効果が期待できます。
・深呼吸
・ぬるめのお湯に20分~30分ほどゆっくり浸かる。
・新緑の下、楽しみながらの散歩
・アロマセラピィ(ラベンダー、カモミールなど)
上記以外にもその人にあったリラックス方法がいろいろあると思います
無理をせず、焦らずに、「ホッとする時間」を多く持ちたいものです。