予防接種について

効 果 に つ い て

予防接種の目的は、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を
予防し、健康被害を最小限にとどめること。
予防接種を受けておけば、仮に罹ったとしても症状が軽くてすむ
場合も多いようです。


接 種 時 期

インフルエンザに罹りやすい時期は、12月下旬から3月上旬が中心
になりますので、12月上旬までには接種をすまされたほうが安心です。
12月上旬を過ぎて接種されても効果は期待できます。
又、流行や病状によっては早めに接種した方がいいケースもあります。


抗体が出来るまでの期間

効果が現れるまでに通常約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が
持続するとされています。(個人差はあります)


副 反 応

接種した部位の腫れ、発赤、熱感、疼痛などが10%~20%
全身症状としては、悪寒、発熱、倦怠感、頭痛などが5%~10%
いずれも、2~3日で消失
ワクチンに対するアレルギー反応(皮膚症状や呼吸困難など)
稀に、急性脳症、ギランバレー症候群、肝機能障害などの報告が
あるようですが、因果関係ははっきりされてないようです。



対象者・接種回数・接種方法

対象者
接種は任意です。

希望者又は必要性があると判断された場合に接種。

接 種 回 数
子どもの場合は、2回接種(4週間あけて接種)
成人は、通常1回

接種方法
皮下注射



費 用

公費負担の対象者
65歳以上の高齢者の方。
60歳から64歳までの方で、心臓や腎臓、呼吸器の機能障害や、
免疫機能障害などの方。

上記以外
地域により費用は異なります。
無料又は数千円



注 意 す る こ と

★インフルエンザの予防接種に伴う重篤な副作用について
稀に重篤な副作用を合併することもあります。
接種を受けるときは健康な状態で受けることが大切です。
接種するときは医師の診察を受けてからになりますので、
不安なことは何でも医師に相談して下さい。

★卵アレルギーについて
以前は卵アレルギーの方は接種を避けていたようですが、近年は
ワクチンが高度に精製されて、卵の成分がほとんど残っていない
ようです。軽い卵アレルギーはほとんど問題にはならない様ですが
アレルギー症状がひどい場合や心配なようであれば、接種前に
かかりつけの医師とよく相談のうえ、十分に注意して接種をうけら
れた方が安心です。

★ゼラチンアレルギーについて
以前は安定剤としてワクチンに含まれていた様ですが、現在はイン
フルエンザワクチンを生産している4社からの製品にはいずれも、
ゼラチンは含まれていないようです。
心配な様であれば接種される前に医師に相談されたほうが安心です。

続きはこちらです⇒ インフルエンザに罹ったら




◇参考文献
インターネット
厚生労働省HP内
インフルエンザの基礎知識
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/File01.pdf
今冬のインフルエンザ総合対策について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/
インフルエンザ(総合ページ)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html
インフルエンザに関する報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
インフルエンザ予防のために~手洗い・マスクのススメ)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7362.html?t=46&a=1
マメたろうとインフルエンザ(キッズ向け)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7361.html?t=46&a=1
インフルエンザ対策の啓発ツール集
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
インフルエンザQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省HP内)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
インフルエンザ脳症ガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/hourei/2009/09/dl/info0925-01.pdf

国立感染症研究所ホームページ内
『インフルエンザ流行レベルマップ』
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html

書籍
最新医学大辞典(医歯薬出版株式会社)