海外で注意すべき感染症 ポ リ オ

ポ リ オ

※国内では2000年10月にポリオ根絶宣言がなされました。
1981年以降、野生型ポリオウィルスによる発症はみられていない。

病原体
ポリオウィルス

潜伏期
6~20日

感染経路
経口感染
時に飛沫感染することも。
咽頭粘膜や腸管粘膜に感染することから
糞便、唾液、咽頭分泌物などが感染源。

主な症状
症状が出ない場合が多い。
感染者の90~95%は症状が出ない(不顕性)
4~8%が感冒様症状
1~2%が無菌性髄膜炎
麻痺型が0.1~2%
四肢の非対称性の弛緩性麻痺
下肢の麻痺が多い。
四肢の急性弛緩性麻痺が特徴。
以前は小児に多かったため小児麻痺とも呼ばれていた。

予後
麻痺型以外は予後は良好。
麻痺型(全体の0.1~2%)の場合の死亡率は、小児では2~5%
成人では15~30%

予防
予防接種
ポリオワクチンの接種

その他
手洗いの励行

☆予防接種の詳細 ⇒ ポリオワクチン

■海外で注意すべき感染症 項目一覧
A型肝炎
黄 熱
狂 犬 病
ジフテリア
日本脳炎
破 傷 風
ポ リ オ
B型肝炎
麻 疹


参考文献
 インターネット
  厚生労働省検疫所
   http://www.forth.go.jp/index.html
  国立感染症研究所
   http://www.nih.go.jp/niid/ja/
  ウィキペディア

 書籍
 「よくわかる微生物」医学芸術社
 「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン
 「医学大辞典」医師薬出版株式会社