海外で注意すべき感染症 麻 疹

麻 疹

※海外だけではなく国内でも感染の可能性は充分あります。

病原体
麻疹ウィルス

潜伏期
10~12日間

感染経路
人から人へ感染
飛沫感染、接触感染

主な症状
発熱と同時に、咳、鼻水、結膜炎など。
上記の症状が出た3日前後に、さらに高い熱が出て、同時に発疹が出現。
はしかの症状の特徴として、口の中の両頬の粘膜に白い斑点(コプリック斑)が
認められる。

予後
合併症がなければ、7~10日後に回復
麻疹の二大死因は、肺炎と脳炎
死亡率は 0.1~0.2%

予防
予防接種
麻しんワクチンの接種

その他
欧米などでは麻疹はほぼ撲滅された感染症なため、渡航者が感染源になる危険も
あります。
実際日本人の旅行者が広めた事例もあるようです。
予防接種の既往を確認することが大切になります。

☆予防接種の詳細 ⇒ 麻疹ワクチン

■海外で注意すべき感染症 項目一覧
A型肝炎
黄 熱
狂 犬 病
ジフテリア
日本脳炎
破 傷 風
ポ リ オ
B型肝炎
麻 疹


参考文献
 インターネット
  厚生労働省検疫所
   http://www.forth.go.jp/index.html
  国立感染症研究所
   http://www.nih.go.jp/niid/ja/
  ウィキペディア

 書籍
 「よくわかる微生物」医学芸術社
 「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン
 「医学大辞典」医師薬出版株式会社