紫外線について

紫 外 線 と は ?

太陽の光には、可視光線(目に見える光)、赤外線、紫外線などが
あります。  
地表に届く光の中で最も波長が短いものが紫外線になります。  
紫外線(UV)は波長によってA,B,Cの3種類に分けられます。   
UV-Cが一番短く、オゾン層などに吸収されほとんど地表には届きま
せん。   
人体に影響を与えるのはUV-AとUV-Bです。 



紫 外 線 の 人 体 へ の 影 響

UV-A
太陽紫外線の約9割を占めます。
皮膚の奥までとどき、シワ、たるみの原因になります。
日焼けすると黒くなります。
B紫外線の作用を強めます。

UV-B
光線量は少ないですが体への影響は大きい。
表皮細胞のDNAを直接 傷つけるため皮膚がんの原因にもなります。
炎症・シミ・ソバカスを引き起こします。
日焼けすると赤くなります。

皮膚の中に含まれているメラニンは、紫外線を吸収し肌を守る大切
な働きがあります。紫外線によって皮膚の中にあるメラニンの量は
増えますが、紫外線を多量に浴びたりすることをを繰り返すと皮膚
がんや白内障、免疫力低下などの危険性が高まるといわれています。
そのためWHO(世界保健機関)は2002年に日光浴自粛を呼びかける報告
書を発表しました。



紫 外 線 対 策

◆外出する時間帯
太陽の高度が高いほど紫外線の量も多くなるので、出来れば正午を
挟んで前後2時間は外出を避けたほうが安心。
1年では6~8月が紫外線の量が最も多いとされています。

◆外出する時は?
◎紫外線カット様のサングラス・帽子などの着用。
 帽子は幅のひろいつばのものがより効果があります。
 麦藁帽子はさらに効果大です。
◎肌をあまり出さないようにする。
◎日傘や日焼け止めクリームなどの利用。
◎なるべく日陰を歩く。
◎衣服の生地は、しっかりした織目や編目のあるもの。
 木綿、ポリエステル、木綿混紡の生地が良い様です。
◎衣服の色は濃い色調のもの。
 着ている人への紫外線の反射が淡いものより少ないようです。
◎UVカット加工された服の利用。

◆体内からの防止策
●ビタミンCの摂取
ビタミンCには、紫外線によって多く作られたメラニンを抑制する
働きがあります。
メラニンは過剰に作られるとシミ、ソバカスの原因になります。

●ビタミンEの摂取
紫外線を多く浴びることによって活性酸素も多く作られます。
ビタミンEは老化を促進させる活性酸素の発生を抑える働きがあり
ます。

その他にも、ビタミンB2、βカロチン、セレニウム、抗酸化作用の
あるポリフェノールなどがあります。
ビタミンC,E,セレニウムを同時に摂ることでさらに効果が大き
いようです。


◇参考サイト
インターネット
気象庁HP内
紫外線とは
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-40uv.html
紫外線情報分布図:全国
http://www.jma.go.jp/jp/uv/
UVインデックスとは
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-50uvindex_manual.html
紫外線の性質
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-70uvindex_mini.html
紫外線に関する質問
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/uv.html
リーフレット「紫外線情報」
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/uv/index.html
紫外線に関するデータ
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/info_uv.html