Ｂ型肝炎ワクチン
ワクチンの種類
標準型のＢ型肝炎ワクチン
不活化ワクチン
投与方法
皮下又は筋肉内注射
回数と間隔
合計３回
抗体を持っている人は必要ありません。
☆血液検査でウィルスの抗原と抗体の有無を調べます。
両方持っていない（陰性）人は、合計３回
間隔
1回目：初めての接種
2回目：1回目から4週間後に接種
3回目：2回目から20週～24週後に追加接種
☆その後１か月後に血液検査をして、抗体の有無を調べます。
抗体が出来るまでの期間
３回の接種で充分な抗体が出来る確率は８０％～９０％
☆若い人ほど抗体獲得率が高い様です。
40歳までの抗体獲得率は95%、40〜60 歳で 90%、
60 歳以上で65〜70%
免疫の有効期間
３回の接種で20年以上
＊個人差が大きい様です。
副反応
比較的安全なワクチン
軽度反応（数日で回復）
全身症状としては、発熱、発疹、嘔気、下痢、食欲不振、頭痛、倦怠感、関節痛
筋肉痛、手の脱力感等。
局所（注射部位）症状としては、発赤、腫脹、疼痛、熱感、痒み、硬結など。
重大な副反応の例（ワクチンとの科学的関連性が疑われるもの）
ショック、アナフィラキシー、多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎、
ギラン･バレ症候群、脊髄炎、視神経炎、末梢神経障害 等。
3回の接種で抗体が確認されない場合の対応例
3回の接種で抗体が確認できなければ、追加接種します。
4週間隔で2回接種したあと、２０～24週の間をおいて1回接種。
抗体価が低い場合（10mIU/mL未満）は1回接種して、抗体価を確認。
10mIU/mＬ以上であれば終了。
追加接種しても抗体が確認できないときは、ワクチンの種類を変更する、
接種方法を変更するなどの方法もあるようです。
＊抗体ができない人もいるようです。
☆妊娠中、又は妊娠の可能性のある人は安全性が確立していない為接種を控える場合が多いようです。
抗体が出来ない人（ワクチン不応者）に対しての処置
感染が疑われた場合の処置としては、抗HBs人免疫グロブリン（HBIG）
の投与があります。
Ｂ型肝炎に関する詳細は下記をご参照ください。
Ｂ型肝炎（当ＨＰ内）
渡航者の為の主なワクチン 項目一覧
Ａ型肝炎ワクチン
黄熱ワクチン
狂犬病ワクチン
ジフテリアトキソイドワクチン
日本脳炎ワクチン
破傷風トキソイド ワクチン
Ｂ型肝炎ワクチン
ポリオワクチン
麻疹ワクチン
◇参考文献
インターネット
厚生労働省HP内
Ｂ型肝炎ワクチンに関するファクトシート PDF p16～p18
http://www.mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2r9852000000bx23-att/2r9852000000bxqf.pdf
B 型肝炎ワクチンの副反応報告基準について PDF p3
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-
Kouseikagakuka/0000121080.pdf
添付文書上の記載
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-
Kouseikagakuka/0000112423.pdf
Ｂ型肝炎ワクチンの定期接種化について PDF
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905750-Kenkoukyoku-
Kanentaisakusuishinshitsu/0000117609.pdf
日本環境感染学会ＨＰ内
Kanentaisakusuishinshitsu/0000117609.pdf
院内感染対策としてのワクチンガイドライン
http://www.kankyokansen.org/modules/publication/index.php?content_id=4
厚生労働省検疫所ＨＰ内
海外渡航のためのワクチン
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
感染症についての情報
https://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name74.html
海外渡航のためのワクチン
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
予防接種実施機関の探し方
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination02.html
予防接種実施機関詳細
http://www.forth.go.jp/moreinfo/vaccinationdetail.html?id=211&
更新日：2016/04/18