作 用
タミフルはインフルエンザの治療薬として使用される代表的な薬です。
比較的新しい薬で、それまではインフルエンザウィルスに対する薬
は殆どありませんでした。
◎タミフルの主作用
タミフル(商品名:中外製薬)
一般名はリン酸オセルタミビル
・直接インフルエンザウィルスに作用してその増殖を抑える。
・特徴 A型・B型インフルエンザウイルス感染症に有効
・発症後、48時間以内に投与することが必要
◎タミフルと異常行動などの因果関係
タミフルと異常行動等との因果関係はまだはっきりわからないようです。
以前10代の服用後の幻覚や異常行動などの事故事例が報告されて
いましたが、予防的措置がとられてからは10代の転落・飛び降り
による死亡等の重篤な事例は報告されていないようです。
◆メモ◇~~~~~~~~~~
予防的措置の内容
(厚生労働省HP内 平成27年度インフルエンザQ&A より抜粋
[1]10歳以上の未成年の患者においては、因果関係は不明であるも
のの、本剤の服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った
例が報告されている。このため、この年代の患者には、合併症、
既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則と
して本剤の使用を差し控えること。
[2]小児・未成年者については、万が一の事故を防止するための予防
的な対応として、本剤による治療が開始された後は、
(1)異常行動の発現のおそれがあること、
(2)自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、保護者等は
小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて
患者・家族に対し説明を行うこと。
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※参考・引用文献
インターネット
厚生労働省HP内
平成27年度インフルエンザQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
リン酸オセルタミビル(タミフル)について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/s0616-5.html
タミフル服用後の異常行動について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0320-1.html
タミフル服用後の死亡例について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/12/h1215-2.html
異常行動に関する記載
厚生労働省HP内
インフルエンザ治療に携わる医療関係者の皆様へ
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/02/h0228-3.html
タミフルに係る米国食品医薬品局(FDA)関係情報
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/dl/h1118-2a.pdf
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