海外で注意すべき感染症 黄 熱

黄 熱

※風土病の一つ 黒吐病とも呼ばれる。
風土病とは、ある一定の地域で流行を繰り返す病気。

病原体
黄熱ウィルス

潜伏期
通常3~6日

感染経路
ウィルスを保有している蚊が媒介
☆人から人への感染はない。

主な症状
初期症状は突然の発熱と頭痛で始まる。
感冒やインフルエンザ様の症状と似ている。
悪心、嘔吐、結膜充血、タンパク尿。
重症の場合は、黄疸、出血(鼻出血、歯肉出血、下血、子宮出血など)。
特徴としては、高熱にもかかわらず、徐脈。

予後
死亡率は20~50%
軽症であれば、1~3日で回復。

予防
予防接種
黄熱ワクチンの接種
☆1回の接種で10年間有効。
★特定の国では入国時に接種証明書が必要。

その他
蚊に刺されないようにする。
肌の露出を避ける。
虫除けスプレーなどの使用 など。

☆予防接種の詳細⇒黄熱ワクチン

■海外で注意すべき感染症 項目一覧
A型肝炎  黄 熱  狂 犬 病  ジフテリア 日本脳炎
破傷風  B型肝炎  ポリオ  麻疹


参考文献
 インターネット
  厚生労働省検疫所
  http://www.forth.go.jp/index.html
  国立感染症研究所
  http://www.nih.go.jp/niid/ja/
  ウィキペディア

 書籍
 「よくわかる微生物」医学芸術社
 「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン
 「医学大辞典」医師薬出版株式会社